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NEWS/お知らせ

2023.01.26

レ・ジャルダン・ド・ラ・マルティニエールがやってくる!in 札幌

レ・ジャルダン・ド・ラ・マルティニエールがやってくる!in 札幌
https://www.facebook.com/events/1896254230717285/

フランス、ロワールより「レ・ジャルダン・ド・ラ・マルティニエール:Les Jardins de La Martinière」の筒井草(かや)氏と、コンサルタントの「ラ・グランド・コリーヌ」大岡弘武氏が札幌にやってまいります。

「ユニコーンワイン」としてワイン蒐集家にとって羨望の的であった「グザヴィエ・カイヤール」からドメーヌを引き継ぎ、2018年よりワイン造りに携わる筒井氏と、フランスでナチュラルワインを造る日本人のパイオニア:大岡氏が「自然な農法」、「自然な製法」、そしてかつての当主のこだわりを守り、ようやく初リリースとなりました。

当日はファーストヴィンテージである2018年のワイン4アイテムをご堪能頂きます。
お料理も沢山ご用意しております!

《ワインリスト》
◆朱泡(Syu Awa) 2018 / カベルネ・フラン
◆茜丘(Akane no Oka) 2018 / カベルネ・フラン
◆紅貴(Ko Ki) 2018 / カベルネ・フラン
◇詩旅(Shi Ro) 2018 / シュナンブラン

会場は『BIRD WATCHING』。
ふるってご応募ください。お待ちしております!

とき : 2月24日 (土曜日) 19:00〜21:00
ところ : BIRD WATCHING
064-0804 札幌市中央区南4条西5丁目5
TEL : 011-272-1150
会費 : 5,000円(税・サ込)
募集定員 : 30名

※お問い合わせは・・

011-633-0808
vin.maruyamaya@gmail.com / 円山屋
birdwatching.sapporo@gmail.com / BIRD WATCHING

2018.12.27

Ruth Lewandowski Wines × Bird Watching NEW YEAR PARTY 2019 in Sapporo

Ruth Lewandowski Wines × Bird Watching
NEW YEAR PARTY 2019 in Sapporo
https://www.facebook.com/events/400810370660084/

2019年最初のイベントはアメリカン・ナチュラルワインの新進気鋭『ルース・ルワンドウスキ』×『BIRD WACHING』のコラボレーションディナー。

まずは『ルース・ルワンドウスキ・ワインズ』のご紹介。

アメリカ合衆国、 ユタ、ソルトレイクシティーでナチュラルワインを造る若き生産者エヴァン・ルワンドウスキ。「ナチュラルワインこそが葡萄を介したその土地の真の表現」という考えのもと、限りなく葡萄のみでワインを造ることを重視。センス溢れる、ジューシーさとバランス感覚抜群な、見た目通りファッショナブルなワインです。「シャトーブリアン」、「A.T」などにオンリストされ、パリでは最も有名なアメリカンナチュラルワイン。米国でも話題のナチュラルワインバー N.Y「TEN BELLES」、「The Four Horsemen」でサーブされています。

そんなエヴァンさんと一緒に新年会を楽しみましょう!

当日は彼のワインを5種類ご用意。お料理も沢山ご用意しております!

《ワインリスト》

◆ FEINTS フェインツ・・
(GIOTTO BINI 氏も大絶賛&嫉妬したワイン)

◆ ROSE ロゼ・・
(アメリカン薄旨ロゼ)

◇ ELIMELECH エリメレフ ・・
(貴腐と石灰土壌のハーモニー)

◆ BOAZ ボアズ・・
(歴史的葡萄園の葡萄をプリオラートのインスピレーションで)

◇ CHILION チリオン・・
(アメリカン・スキンコンタクト)

会場は『BIRD WACHING』。焼き鳥やおでん等、フレンチと和の融合したお料理を立食形式で提供致します。

ふるってご応募ください。お待ちしております!

とき : 1月19日 (土曜日) 19:00〜21:30

ところ : BIRD WACHING
064-0804 札幌市中央区南4条西5丁目5
TEL : 011-272-1150

会費 : 5,000円(税別・現金のみ)
募集定員 : 30名

※お問い合わせは:円山屋今村昇平商店
TEL:011-633-0808
vin.maruyamaya@gmail.com まで

2018.12.26

「モンガク谷 2017年」ついにリリース!余市モンガク谷ワイナリーへ

建設中の高速道路を「遠い先のいつか、便利になるな...」と、よく調べもしないで漠然と認識していましたが、12月9日に札樽自動車道の「余市インターチェンジ」が開通しました。小樽でソフトクリームを食べたり、忍路でパンを買ったりする楽しい寄り道は出来なくとも、札幌にある円山屋の本拠地周辺からは40分ほどで余市の登エリアへ到着できます、早い。出入口が登町にあるのも、我々にとっては大変便利です。「税金払ってて良かったァ~」という滅多に湧き上がることのない気持ちに。

選定作業も終え、2018年の畑仕事は終了したモンガク谷ワイナリーまで、リリースとなったワインを引き取りがてらお話を伺いに行ってきました。

自社畑のブドウ100%、10Rでの醸造を経てリリースとなった「モンガク谷 2017年」。ピノ・ノワール主体でソーヴィニヨン、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、シャルドネ、ピノ・ブランなどのブドウを混醸した白ワインで、モンガク谷のフラッグシップとなるキュヴェです。

生産本数約5,000本のうち1,000本を出荷し終えた所というセラーでは、残りのラベルの貼られていないボトルが、蝋封、ラベル貼りの作業を待っている状況です。蝋封のカラーは、ボトルやラベルの色合いと合わせてこのダークブルーに決めたそう。そんなことを「ああでもないこうでもないと、家族で考えるのも楽しい」と木原さん。ラベルは娘さんの描いた水彩画をベースに作成されたもの。

▲溶かした蝋で、1本づつコーティング。

 

 

 

▲蝋の配合ブレンドレシピが。微妙な色合いもブレンドすることで作成可能。

▲溶かす前の蝋

 

▲10Rから借りたラベル貼り機。機械とは言えど1本づつセットしラベルを貼ります。

ワインが瓶詰めされ、製品のワインとなるまでの間の作業を目にする機会が滅多にないので、小さいドメーヌではこのような作業を「全て手作業」で行われていることを目の当たりに。反復作業や緻密な工程が得意な方ではないので自分だったら辛くなって暴れたり逃げたりしそうですが、木原さんは細やかな作業を丁寧にこなし、無駄のない流れで出荷の手配を進めています。「全てをシンプルにしてきたい」という理念が、細かい部分にも行きわたっています。

▲左)ほぼ発酵終盤のシャルドネ主体となる新キュヴェ2018年、右)まだアルコール発酵途中のモンガク谷2018年

セラーが完成し、栽培、醸造共に100%自分たちでの仕事となった2018年は、最終的に収量が70%減という余市エリアでも低い収穫率となったそう。1,100Lタンクの2つだけがワインで埋まっていました。

▲左)ほぼ発酵終盤のシャルドネ主体の新キュヴェ、右)モンガク谷2018年はまだアルコール発酵中

「酸や苦みの要素を大事にしている」という通り、まだまだ途上の段階でもピシッとした心地よい酸味と、黒ブドウも混醸されいているのもあり程よいボリューム感とコクが。ブドウの健全さ、セラーの清潔さ、工程の丁寧さなども、液体から伝わります。リリース第2弾となるシャルドネ主体の新キュヴェは、このまま瓶詰めして二次発酵が起これば美味しいシャンパーニュになりそうな、要素のメリハリのある上質な雰囲気で、これまたリリースが待ち遠しい!...のですが、大幅な収量減となったため、熟成を経て製品のワインとなるのは2つのキュヴェを合わせて2,000本ほどの見込みです。

小さいボンボンヌに2瓶あるものは、2018年に収穫したピノ・タージュの試作ワイン。グラスに注ぐと淡いピンク色、香りがとてもアロマティックでふくよかなタイプの辛口になる途中といった様子で、赤ワインのピノ・タージュからは想像しづらいやわらかさ。ピノ・タージュ主体のキュヴェを第3段のワインにと考え中で、昨年も試作してみたものの望まない形で酸化、微発泡となり、今年も再度試作中。自根のピノ・タージュが思うように収穫出来ず、接ぎ木のブドウ樹区画の方が糖度も上がり良いブドウが採れたようです。来年は、何故そうなるのか?という部分を探りながら、いろいろな手立てを考え中のようです。ピノ・タージュが畑全体の18%ほど植わっているので、望ましい収穫があればモンガク谷のワインの要素として存在感が増して行きそうです。

「この6~7年間土作りを行ってきて、これからも手探りには変わらない」と木原さん。いろいろ調べ試してきた土作り、ある日「ミミズが重要なのでは」と思い立ち、以降はミミズを見つけては畑に放し、ミミズに土作りをしてもらうという方法を試しているそう。

「日本の畑の原点は田んぼなのでは?」という仮説にも基づき、稲わらを畑に撒くこともしています。納豆菌は稲わらの中で良い働きをするのと同じく、日本の風土には稲わらが合うのでは?という考えです。土表面をカバーする役割や、稲わらを積んでおくとミミズが来て団粒(フン)だらけになり天然のたい肥が得られるので、ミミズも集まり良いことづくめ、天然のものなので土壌への影響もゆるやかで望ましいといった利点が。

「ミミズが大量発生するタイミングに規則性があるのではないか?」と去年はデータを取り、「大潮(満月)が関係するのでは?」と思い当たったそう。満月付近の雨上がりはチャンスなので、バケツと針金を手にミミズを採取、「ミミズが(土作りの)先生」という印象的な言葉も。健康な土壌の生態系には虫も大事という、有益な虫には働いてもらうという考え方を実験&実践中です。

害獣の対策では「蛇や抜け殻を見つけたら畑に持っていく」ことで、ウサギへの対処のひとつに。とある年100本ものブドウ樹がウサギの被害に遭い考察を巡らせたところ、番犬のアイヌ犬"ナラ"を迎え入れたタイミングだったようで、犬がいることでキツネが来なくなり→キツネがいないことでウサギが来た→ブドウ樹の大幅被害、という生態系の変化が原因では?という結論に。番犬は今後も一緒に暮らすので、今度はウサギの生態を調べると、一定のパターンで行動するようなので、行動経路に簡単なワナを仕掛けたら捕獲できるのでは?と対策を考え中。電流ネットを越えてしまうため、網の張り方で罠のようにして捕獲できないか?など他のプランもあります。「生態系というものが、全然わからない!」と言いつつも、日々理解に励む木原ファミリー、また新しい発見があったら教えて欲しいです、先生!

ワインの販路もいくつかのチャネルを考えたいので、オンラインショップでの直売や、今すぐではなくともセラーでの通信販売も考えている様子。お子さんたちに社会経験で直売所でアルバイトさせてみようかな?なんてことも話に出ていました。家族経営のドメーヌとして出来ることを、自分たちの手でやっていくことを大事にされています。

▲家族とはじゃれ合い、害獣(円山屋)には鋭い眼光でキッチリと吠える優秀な番犬ナラ。

「モンガク谷 」初リリースのタイミングで円山屋もお取引が叶ったので、販売方法、時期は各ショップから改めてご案内させて頂きます。楽しみにお待ちくださ~い!

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