ONLINE SHOP

NEWS/お知らせ

2017.07.26

パオロ・ヴォドピーヴェッツ 同時代に生きた事を感謝したくなるワインです。

パオロ・ヴォドピーヴェッツ。イタリアはフリウーリのワイン生産者。今年45歳。(実は僕と同学年)。

2005年11月に初めて彼のセラーを訪問し、2つの大樽からそれぞれのワインを試飲したことは今でも強烈な思い出だ。

初対面の僕に向かって『どう思う?』 と、まるで計るかのような目で質問。

射るような真剣な目だ。パオロは体も大きいから必然的に見下ろす形になってしまう。本来ならうろたえるのだが、明らかにミネラルの質感が違う大樽を指差し『これは何だ?凄い』と一言。パオロの目に宿っていた鋭い光が一瞬和らいだ気がした。それが後の『SOLO』2004年になるのだから今となっては光栄な出来事だ・・

当時の詳しい情報はVodopivec ヴォドピーヴェッツ(←クリック)が秀逸。とても読みやすく解説されています。

そんなパオロが日本に来たのは2007年と2011年、そして2015年。2015年は円山屋の10周年のために駆けつけて来てくれた。

そのときの自然なワイン生産者同士の交流は、きっと有益だったに違いない。僕はそう信じてる。

 

 

 

 

 

2017.07.08

ドメーヌ・モン 山中敦夫さんに注目です。

毎年ドメーヌ・タカヒコに通っているとスタジェ(研修生)さんと顔見知りになる。

ドメーヌ・アツシ・スズキの鈴木さんもそうだが、ドメーヌ・タカヒコの曽我さんの門下生は実に真面目だ。そして熱い。

山中さんと出会ったのもここドメーヌ・タカヒコの畑だ。確か4年位前だったはず。

聞けば、元々は地元の人間じゃない。スノーボードのプロとして北海道に移住してきたそう。

そんな山中さんが2年前に念願の畑を取得し、ドメーヌを立ち上げたのが2016年。

当然、植えたばかりのピノ・グリはまだ葡萄をつけてはいない。

毎日毎日、畑に出るのが楽しくて仕方ない、葡萄は我が子と同じと語る山中さん。

夜寝る時も畑と葡萄のことを考えながら眠りにつくそうです。

写真は特別に仕込まれたドメーヌ・モンのブラン・ド・ノワール。

師匠の面影がちらりと見える一本。

また一人、北海道に素敵な造り手が誕生しましたね。

2017.07.04

農楽蔵 目が醒めるようなシャルドネでした。

北海道南部、北斗市文月にある【農楽蔵】さんの自社畑【文月ヴィンヤード】に訪問してきました。車で揺られること約5時間、途中の大沼国定公園辺りから日差しや空気が一変、新緑の濃さも札幌とは違う、温暖な気候を肌で感じます。ここ文月ヴィンヤードは3ヘクタールのうち2ヘクタールにシャルドネとピノ・ノワールが植えられ、葡萄の傍には自家菜園の野菜が、畝間には多種多様な植物が、そして周辺には森があると言う生物多様性を尊重した自然豊かな環境。無農薬栽培を実践する佐々木夫妻にとってこれって理想なんだろうな〜とため息が出る素晴らしい農園です(もちろん一般立入禁止です)。

北海道の葡萄栽培は先人の知恵や技術の継承と言ったアドヴァンテージが少ない上、気候的に大変な労力を要します。無農薬有機栽培に限って言えば彼らこそ黎明期の張本人とさえ言える。毎年トライアンドエラーを繰り返しながら一歩ずつ前進し、何かとやってくる困難(害虫やら台風やら雪やら)を乗り越え(時には受け入れ)、年々進化し続けている農楽蔵の佐々木夫妻。北斗市に彼らの銅像が立つ日もそう遠くは無いでしょう。

そんな文月ヴィンヤードのシャルドネ【NORA】は日本のシャルドネの歴史を変える名作です。これが北海道で造られたワインだとは、フランス人醸造家でも驚くはず。

そういえば、この近くにブルゴーニュのモンティーユ家が進出してくるとか。モンティーユといえば泣く子も黙るトップドメーヌ。時代は変わりましたね。